みなさんこんにちは、院長の三津です。
今回は去年の7月からお伺いしている80代男性認知症、廃用症候群により寝たきりの患者様の例をあげていきます
7月にお伺いした時点でその方は認知症による廃用症候群により寝たきり状態でした。
ほとんど発言もなく横になっている状態です。
左かかとと左大転子部部に褥瘡、筋力低下でした。
両膝の拘縮
お伺いしてまず全身の軽いマッサージ
関節の他動運動、両膝のストレッチ
その後支えての座位
3か月ほどそれを続けて、一人での座位が出来るようになり
前から両手を支えながらお辞儀運動
これは姿勢反射を利用しての下肢の筋力強化です。
その後、川平法のタップをして動かすという動きを取り入れ
大腿四頭筋のタップと声掛けにより動かすという動きを取り入れました。
すると自発的にキック運動をしてくれるようになりました。
認知の方も改善が見られ、言葉を発することが多くなってきました。
8か月目で足踏み運動を声掛けでしてくれるようになってきています。
重度の認知症の方にも川平法が有効であると感じます。
目標は立位に一人でなることです。